風邪を引くとひどい頭痛がするという相談者。風邪と頭痛の関係性と対処法

Q:お客様からのご相談

風邪を引くと必ずといっていいほどひどい頭痛がします。一度病院でMRI検査や髄膜炎の検査をしたことがあるのですが異常なしでした。なぜ頭痛がするのかその理由を教えて下さい。

 

A:ベテラン医薬品販売員の回答

風邪を引いた時に頭痛がする原因は大きく分けて2種類が考えられます。まず一種類目として考えられるのが血管の拡張による頭痛です。

風邪に感染すると血管を拡張させたり、ウイルスの増殖を抑制するために「プロスタグランジン」という物質の分泌が促されます。プロスタグランジンが分泌されると、脳の血管も拡張されるので、拡張した血管が神経に触れて痛みを引き起こします。

また、発熱して全身が熱っぽい状態になると、全身の血管が拡張するのでプロスタグランジンの有無に関係なく頭痛がすることがあります。

次に二種類目としてあるのが血管の収縮による頭痛です。風邪の初期にゾクゾクと悪寒がする時がありますが、そのような時は体表部の血管が収縮します。

脳の血管も収縮しやすくなるので、収縮された前後の血管が拡張しやすくなり神経に触れて頭痛を引き起こします。

改善法としては、血管が拡張している時は首の根元(後ろ側)を冷やすことや、体を冷やす作用のある銀翹散の服用です。逆に悪寒を感じている時の頭痛は、体を衣服や温かい飲み物などで温めながら、体を温める作用のある葛根湯を服用するようにします。

相談者の場合には明らかに一種類目の血管の拡張が原因なので、体の熱を取るという方法を用いるようにします。


相談者の経過

風邪を引いたかな?と思った時にすぐに銀翹散を服用しつつ、首の根元を濡れタオルで冷やすようにしたところ、今までMaxで10だった頭痛が、4~5くらいに緩和されました。

その後も何度か風邪を引いたのですが、風邪を引いたと思ったらすぐに銀翹散+濡れタオルを行うようにしたところ、次第に痛みの程度が和らいでいると感じているようです。

 

おすすめさせて頂いた漢方薬の説明

銀翹散は炎症を緩和させる作用や体の熱を取り去る作用、細菌やウイルスを抑制する作用のある漢方薬です。風邪初期の喉の痛みや発熱による火照り、頭痛、咳などによく用いられます。

 

さいごに

風邪を引いた時の頭痛は髄膜炎などの可能性もあるので、自己判断はせずに医療機関を受診して原因をハッキリさせなくてはなりません。

相談者の場合は病院で検査した経緯があり、その後も検査した時と同じ頭痛がすることから、重大な理由によって頭痛が引き起こされているとは考えられなかったので漢方薬による治療をおすすめしました。

とはいっても、定期的な検査を行う必要性を感じたので、頭痛が治らない時は病院で検査することを提言させて頂きました。

 

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