手のひらが赤くなり水泡できるというご相談。掌蹠膿疱症の原因と改善法

Q:お客様からのご相談(60代男性)

約2か月前から急に手の平に水泡が出来始め、その1週間後くらいになると皮が破れました。その状態が手の平全体に広がり、新しい水泡が出来ては破れを繰り返しています。見た目も悪いですが痒くて夜も眠れない時があるほどです。何かいいサプリメントや漢方薬はありますか?

 

A:ベテラン医薬品販売員の回答

恐らく掌蹠膿疱症という疾患です。水泡の原因はカビや細菌、ウイルスなどでなく、自己免疫になります。なので、他の人にうつるものではないので安心して下さい。

自己免疫が掌蹠膿疱症を引き起こす原因はハッキリしていませんが、私の経験上ストレスが自律神経を乱れさせ、それによって自己免疫が手の平に攻撃をしてしまっているのだと思います。

よって、改善はストレスを緩和させるという方法を取るようにします。とはいっても、相談者様の場合は少し症状がひどいので、まずは症状を緩和させる竜胆瀉肝湯と十味敗毒湯という漢方薬をおすすめします。

ある程度症状が治まった後に、ストレス緩和作用のある加味逍遥散を用いるようにします。


 

相談者の経過

服用2週間で明らかな改善が見られました。水泡の数が半分程度に減少し、更に痒みもあまり気にならなくなったということです。

その後、約2か月間の服用を続け、新しい水泡が完全に出来なくなったところで、「竜胆瀉肝湯+十味敗毒湯」をやめ、加味逍遥散に変えました。現在、加味逍遥散に変えて2か月間が経過しましたが、掌蹠膿疱症は完全に落ち着いています。

 

おすすめした漢方薬の説明

竜胆瀉肝湯:利尿作用を高めて体に停滞している余計な水分を排出するという働きを持ちます。更に、体にある余計な熱を冷ましたり、ストレスを軽減させるという働きを併せ持ちます。

十味敗毒湯:主に体表部や粘膜の炎症を取り除き、更に抗菌作用を持つ処方です。店頭では膿を持つ皮膚疾患や炎症の改善に用います。

加味逍遥散:胃腸の働きをよくする働きや血流を改善する働き、栄養を補う働きのある各種生薬が含まれています。これら働きによりストレス状態を緩和します。

 

さいごに

掌蹠膿疱症は今回のように体質に合うものをおすすめするとすぐに快方に向かいますが、合わないものをすすめてしまうと何年も治らないという状況になってしまうこともあります。

原因はストレスのことが多いですが、体質や皮膚の状態によって用いる漢方薬やサプリメントが異なるので、治すのが難しい疾患というのが実際です。

 

 

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