パニック障害・漠然とした不安感が襲ってくる原因と対処法についてのご相談

Q:お客様からのご相談(20代女性)

病院にてパニック障害と診断されて3カ月が経過します。パニック障害と診断される3か月前から、昼夜問わず、ずっと漠然とした不安感に襲われていました。

この症状がパニック障害の症状というのは理解しているのですが、その原因を知ることで心を落ち着けることに繋がるということを信じています。なぜ漠然とした不安感が繰り返し襲ってくるのでしょうか?

 

A:ベテラン医薬品販売員の回答

パニック障害は脳が著しく興奮している状態が長期に渡り継続することよって発症します。脳はいくつかの部位に別れるのですが、そのうち大脳という部位が興奮すると人間が本来持っている危機的意識が増幅します。

例えば、高い場所が怖い、大声で叫ぶ声が怖い、辛みや酸味に敏感になるなどです。これらは命に直結するような場合があるので、人は本来本能的に心身を緊張させて対応しようとしてしまいます。

普通の人では大脳の興奮がさほどではないので危機的状況と判断せず、しかも、その状況を前頭葉が冷静に考察するのでパニック状態に陥ることはありません。

しかし、パニック障害を発症している場合には、大脳が緊張状態になっていることや、大脳の暴走を止める前頭葉の働きが低くなっていることにより、日常のちょっとした刺激に対して不安や緊張、恐怖を感じてしまいます。

対処法としては、まず大脳の興奮をこれ以上高めない為に緊張や不安を招くような心身の不安を招くようなことを排除することです。

それを意識しながら、不安や緊張、恐怖を感じている事柄を一つずつ確認して「不安に思うようなことではない」という「正しい判断」を下すようにします。

自分の体に対して不快症状があり、それが不安に繋がっているような時には、病院にて検査を行い治療すべきは治療し、異常なしという結果が出たのであれば自律神経が原因として忘れる努力をするようにします。

頭に繰り返し不安材料が浮かんでくる時には、その都度頭の外に出すようにして対処します。以上を意識しながら、脳の興奮を抑制する作用のある「柴胡加竜骨牡蠣湯」という漢方薬をおすすめします。


 

相談者の経過

1か月後の来店時はそれほど効果は感じていなかったものの、2か月後には動悸や不安感が和らいできたと喜んでいました。

まだ、意味のない不安感は消えないものの、不安の原因を正しく考えることで不安感が和らぎ、生活に支障を来すことが少なくなってきたということです。

その後、半年が経過していますが、ほぼ日常生活に支障を来すような急激な心理的変化はなくなったということです。しかし、またに不安になったり、動悸が生じることがあるので漢方薬及び、不調を正しく理解することは徹底するようにしています。

 

おすすめさせて頂いた漢方薬の説明

柴胡加竜骨牡蠣湯:柴胡という心身をリラックスさせる作用のある生薬と、牡蠣の殻から抽出したカルシウムが主成分となった漢方薬です。主に脳の興奮による動悸やのぼせ、不眠などに効果があります。

 

さいごに

パニック障害の原因は脳の過興奮ですが、脳が過剰に興奮してしまう理由は心理的要因の他に、内臓や内分泌系の不調によっても生じます。

よって、症状が長引くといった場合には、必ず医療機関にて各種検査を行い、原因の有無をハッキリさせておくことが求められます。

 

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