不眠症・就寝時になると嫌なことばかりが頭に浮かんでくる理由と改善法

Q:お客様からのご相談(50代女性)

日中は全く嫌なことを考えることはないのですが、何故か寝ようとして横になった途端に嫌な事ばかり頭に浮かんできます。

そうなると、不安や恐怖という感情が頭を支配するようになり、目が冴えて就寝することが困難になります。その理由と対処法を教えて下さい。

 

A:ベテラン医薬品販売員の回答

眠る間際になって嫌なことが頭を支配する原因としてあるのが、セロトニンの減少です。セロトニンはアドレナリンやノルアドレナリンといった神経を興奮させる神経伝達物質の暴走を抑制し、心を安定させるという作用があります。

このセロトニンは日中に分泌が高まり、夜間に低下するという傾向があるので、寝る間際というのは気持ちがアンバランスになりやすいという傾向があります。このようにセロトニンの分泌減少が不眠の理由です。

それならば、皆が寝る間際になると精神的に不安定になりそうですがそれはありません。

精神的に不安定になる方というのは、ストレスや悩み、更年期障害、各種慢性病など何らかの理由によって精神的にアンバランスになっているということが基盤としてあり、そこにセロトニンの分泌減少が加わり精神状態の悪化が生じています。

よって、対処法としては、精神が不安定な原因となっている日常のストレスや悩み、更年期障害などの問題を改善しつつ、脳の興奮を安定させるという方法を取るようにします。

相談者様の場合には更年期障害が根底としてあるので、更年期障害の症状緩和に有効なプラセンタと、精神のアンバランスを改善する酸棗仁湯をおすすめします。


 

相談者の経過

使用一か月で著効を得たと喜んでいます。今までのことが頭に残っているので寝るちょっと前になると「今日は大丈夫かな…」とナイーブになりますが、横になってしまうと考える間もなく寝られるようになりました。

そればかりか、更年期障害の諸症状(ホットフラッシュや肌の痒み)なども緩和されてきたということです。

 

おすすめさせて頂いた漢方薬の説明

プラセンタ:体内にて女性ホルモン様の作用をもたらすので、急激な女性ホルモンの低下によって発生する更年期障害の症状を緩和することができます。ブタの胎盤を材料にして生成されています。

酸棗仁湯:酸棗仁という生薬が主役の漢方薬です。体力の低下を補いながら神経の緊張を緩和するという働きを持ちます。主に体力が低下している方の不眠の改善に用います。

 

さいごに

更年期になるとホルモン分泌の減少によって脳が高ぶりやすくなります。それにより不眠症状を訴える方が多くなります。改善法は睡眠薬を飲むことよりも、ホルモンの急激な減少を抑制することや、脳の過剰な興奮を抑制することが主となります。

 

 

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