うつ病・今まで楽しかったことが楽しくなくなってしまう理由と対処法

Q:お客様からのご相談(40代)

仕事先の人間関係が変になってから半年が経過しました。何とかメンタルを保てていると自分では思っているのですが、最近、昔からの趣味だったスノーボードをしていても楽しいと思えなくなってしまったことに気が付きました。

友人からは「鬱だよきっと」といわれていますが、なぜこのように変化したのかしりたいです。

 

A:ベテラン医薬品販売員の回答

楽しい!と感じている時というのは脳内にてドーパミンという神経伝達物質が出ています。

それにより心身が元気になり、より楽しみを楽しいと感じることができるのですが、うつ病になるとこのドーパミンの材料が不足傾向になるので、今まで楽しかったことが楽しくなくなってしまいます。

相談者様の状態がうつ病と断定することはできませんが、うつ病もしくはうつ病予備軍になっていると判断できるので、積極的にストレスから遠ざかり、心身を休息させるようにすることをおすすめします。

改善法としては、ドーパミンやセロトニンなどの脳の状態を維持するのに大切なモノアミンの無駄遣いをやめるため、感情の起伏をもたらすストレスを減らすことを心掛けると共に、脳の興奮を抑制する作用のある加味逍遥散と天王補心丹をおすすめしました。


 

相談者の経過

1か月後にご来店。職場の環境を変えることができないために、症状は一進一退ということですが、職場でのイライラや不安感など感情の起伏は以前ほど感じにくくなったということです。

その後、3か月同処方の服用を続けた結果、更に感情の変化はなくなり、対人関係で嫌なことがあっても、負の感情を引きずることなくすぐに感情の切り替えが出来るようになったとのことです。

まだ、心の底から何かを楽しむという状態まで復活していませんが、以前よりも心身の状態はよくなっていると喜ばれています。

 

おすすめさせて頂いた漢方薬の説明

加味逍遥散:神経の興奮を抑制して、全身の緊張や興奮を緩和させる作用のある漢方薬です。心身の緊張を緩和させる働きあるので、ストレスによる脳内神経伝達物質の浪費を抑制します。

天王補心丹:脳の興奮性を抑制すると同時に、神経伝達物質の材料となる栄養素を補うという働きがあります。ストレスや加齢によって心身が衰弱している場合に適応になります。

 

さいごに

うつ病の主な原因は脳内にて神経を伝達する働きを持つ神経伝達物質(モノアミン)の不足です。

脳の過剰な興奮をもたらすストレスや過労、栄養の摂取不足などにより不足しやすくなり、不足してしまうと脳内にて正常な神経伝達が行われなくなるので、うつ症状を引き起こします。

改善にはモノアミンの無駄遣いをやめること、栄養をしっかり摂取することが大事になります。そうした上で、モノアミンの生成を促すため、日々軽いストレスを心身に与えるということも同時に行うようにします。

 

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