うつ病・すぐに心身が疲れてしまい何をしても楽しめない理由とは

Q:お客様からのご相談(20代男性)

10年間疲れやすいという症状に苦しんでいます。やる気はあるのですが、頑張っていると心と体が疲れてしまい、継続することが困難になります。この疲れやすいという症状の原因と改善法を教えて下さい。

この症状の原因を知ろうと、病院で精密検査を何度も行ったのですが、原因不明という診断結果でした。その他、不眠や精神が不安定という症状があるので、5年前から精神科にて精神を安定させる薬を服用しています。

 

A:ベテラン医薬品販売員の回答

精密検査にて問題がないということは、恐らく自律神経やホルモン分泌、脳の神経伝達物質などが不安定になっていることにより疲れやすいという症状が生じている可能性が高いです。

甲状腺機能亢進症や低下症では、同じように疲れやすいという症状を訴えることが多くなります。恐らくですが、脳や神経が高ぶりやすいという体質があり、その高ぶりによって心身が疲労してしまっているのです。

心身が高ぶってしまうと、水分及び糖の代謝器官(副腎や膵臓、脳)に負担がかかり機能低下を生じさせ、更に精神症状を悪化させてしまうので、精神の高ぶりを抑えることや水分及び糖の代謝器官の働きを助けるという改善法を行うようにします。

精神安定には抑肝散半夏陳皮、水分及び糖の代謝には杞菊地黄丸をおすすめします。


 

相談者の経過

10年間も苦しんだ症状なので、漢方薬をおすすめしても半年間はほぼ変化なしの状態が続きました。

その後、瞑想を取り入れるように助言し、相談者がそれを受け入れて頑張った結果、8か月目くらいから疲れが改善し始め、10ヶ月目には今まで一度もできなかった丸一日友人と遊び続けるということが出来るようになり、その後簡単な仕事を行えるまえになりました。

1年経過した現在でも仕事を続けており、1年前と比べて確実に変わってきていると実感しているようです。

 

おすすめさせて頂いた漢方薬の説明

抑肝散半夏陳皮:チョウトウコウという神経の高ぶりを抑制する生薬が主役の漢方薬です。小児の夜泣きや疳の虫、高齢者のイライラ、更年期障害などに用いられています。

杞菊地黄丸:体の水分保持力アップや性ホルモンアップといった効果があります。水分保持力及び性ホルモンの働きを向上させることにより、精神安定、心身の疲労改善に役立ちます。

 

さいごに

長年神経の高ぶりによって引き起こされた心身の疲れは、多くの場合、脳やホルモン系、内臓などの機能低下を伴っているために、飲めばすぐに症状が改善するというものではありません。

よって、長期に渡って改善に取り組んでいくという姿勢が一番大事になります。効果がないからといってすぐに服用をやめてしまっては、治るものも治すことができません。

 

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