不眠症・昼間は眠いのに夜になると目が冴えてしまう理由とは

Q:お客様からのご相談(60代女性)

日中は頭がハッキリせずにボーっとしていることが多いのですが、夜になりいざ眠るとなると目が冴えて眠れなくなるという日々が続いています。

特に仕事もしていないので眠れなくても支障はないのですが、何となく夜眠れないと余計に昼間の活力が低下してしまいやる気がなくなるので原因を知り改善したいと思っています。更に何かいい漢方薬があれば紹介して頂きたいと思います。

 

A:ベテラン医薬品販売員の回答

恐らく、日中は心身を緊張させる交感神経と、夕方以降はリラックスさせて心身を休める副交感神経のバランスが崩れているのだと思います。

日中に心身の活性度が高まることにより、夕方以降の副交感神経の働きが活性化するという関係性があるので、日中の活性度をいかにして高めるかが改善のカギになります。

よって、無理にでもいいので日中は掃除や買い物などで体を動かすように心がけます。更に昼寝もなるべくしないようにします。

漢方薬は心身の活力を高める帰脾湯をおすすめしました。


 

相談者の経過

午前中はほとんど動かず昼寝もたっぷりと取っていたのでそれを改善するのは大変でした。しかし、この状態を抜け出すために一生懸命頑張りました。

一か月経過するくらいから日中動くのが辛くなくなり、ボーっとするということがなくなりました。その変化を感じ取ったくらいから眠りの方も変化して徐々に眠れないという日が少なくなっていったということです。

その後3カ月が経過、一進一退が続いているものの、以前と比べて明らかに症状が好転しているのを実感しているとのこと。引き続き、午前中の行動と漢方薬は続けています。

 

おすすめさせて頂いた漢方薬の説明

帰脾湯:人参や黄耆といった体力や代謝を向上させるという働きのある生薬に、酸棗仁やオンジなどの精神安定作用のある生薬が配合されている漢方薬です。体質虚弱や体力低下がある人の精神症状の改善に用いられています。

 

さいごに

自律神経には活動力を高める交感神経と、逆にリラックスさせる副交感神経とがあり、互いに影響し合いながらバランスを取り心身維持に貢献しています。

このバランスが崩れてしまうと、相談者のように活力が低下してしまいボーっとすることが多くなったり、不眠症が引き起こされたりします。規則正しい生活を送り、その時間帯に見合った行動を取るようにすることが改善に繋がります。

 

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