いつも胃が張っている感じがして食欲がないという方からのご相談

Q:お客様からのご相談(50代女性)

ここ数年間、常に胃が張っているような不快感があり食欲もあまりありません。元々胃腸が弱く食べ過ぎると食欲不振になったり、下痢したりしていたのですが、ここまで長期に渡り胃の不快症状が続いているのは初めてです。

病院にて胃カメラ検査をしたのですが、特に問題がないという診断を受けました。原因として特に思い当たることはないのですが、子宮筋腫のオペをしてから具合がよくない日が多くなったような気がしています。

何が原因でこのような状態が引き起こされているのでしょうか。いい漢方薬などがありましたら紹介して下さい。

 

A:ベテラン医薬品販売員の回答

食後だけではなく常に胃が張っているというのは、漢方でいう「気滞(キタイ)」といって神経の伝達に問題が発生しているが故に、胃腸の働きが滞っている状態だと思います。

胃が硬直して動かないので食欲がなくなり、そこに空気やガスが溜まることにより張りを感じます。

特に思い当たる節がないとのことですが、恐らく子宮筋腫のオペが大きなストレスとなり、そこに更年期が重なったことにより自律神経のバランスが乱れ、それが尾を引いているのだと思います。

改善法として提案するのがストレッチやヨガを毎日行い全身をリラックスさせること、食事はよく噛んで腹八分目とすることなどです。

リラックスすることで全身の気の流れがよくなり、次第に胃腸の緊張も緩和されていきます。更に、胃腸の緊張を取り去る作用のある「柴胡桂枝乾姜湯」という漢方薬もおすすめします。


 

相談者の経過

言われた通り、食事はよく噛んで腹八分目とし、風呂上りに30分間のストレッチを行い、欠かさず漢方薬を飲んだ結果、3日目からお腹の張りが楽になり、10日経過する頃には忘れていた食欲がわいてきました。/p>

その後、ちょっと食べ過ぎた時や仕事が忙しい時などは、胃の張りや食欲不振がぶり返す時がありますが、2~3日経過すると治まるということです。

その後、漢方薬を頂いてから3か月が経過しますが、以前とは比べものにならないくらい胃の張り、食欲共に改善しており、胃腸が不調なことを忘れる時が多くなっていますが、引き続き気を緩めることなく体質改善を徹底していきたいとのことです。

 

おすすめさせて頂いた漢方薬の説明

柴胡桂枝乾姜湯:ストレス緩和作用のある柴胡と、痛みとストレス軽減作用のある桂枝、お腹を温めて胃腸の機能を高める乾姜が主成分となった漢方薬です。更年期障害による精神症状やストレスによる胃腸障害に効果的です。

 

さいごに

胃腸障害の多くはストレスや食べ過ぎ、冷たい物の過剰摂取などによって引き起こされます。まずはこれら要因を改善し、それでも改善しない時は薬に頼るようにします。

胃腸のいう臓器には日々細菌やウイルス、腐敗した食べ物などが入ってくるので、少しでも調子が悪くなると胃の張りや食欲不振、吐き気、下痢などといった不快症状が生じます。

このような不快症状が出た場合には、それに至る原因が必ずあるのでその都度改善していくことが健康を維持する秘訣になります。

 

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