たまに肛門の奥が死ぬほど痛くなるという方からのご相談

Q:お客様からのご相談(40代男性)

夜間が多いのですが、たまに肛門の少し奥が死ぬほど痛くなります。病院を受診して詳しく診断してもらったのですが、特に異常なしということでした。

肛門の奥が痛くなる原因と対処法について教えて下さい。病院にてイボ痔があるといわれましたが、それが原因ではないといわれました。

 

A:ベテラン医薬品販売員の回答

漢方では肛門痛の原因はお血といって血流の滞りが原因だとされています。

血流が悪化すると肛門に痛みが生じるメカニズムについては明らかにされていませんが、痛みが生じるということは神経が刺激されているというのは明らかなので、何らかの原因により直腸付近の神経が刺激されているのは間違いありません。

神経が刺激される要因は血流障害や便秘、痔などが原因になります。このうちひどい痔も便秘もないようなので、恐らく血流障害が原因だと思います。

肛門周辺の血流を改善する方法としては、食事の量を減らして胃腸の負担を軽減すること、入浴によって体を温めること、ストレスを軽減すること、適度な運動を行うことなどがあります。その他、桂枝伏苓丸という漢方薬をおすすめします。


 

相談者の経過

就寝中に多いことから、夕食を少なめにし、入浴にて体を温め、寝る前にストレッチを行うようにしたところ、肛門痛の頻度が明らかに減少しました。

また、服用している漢方薬が合っているのか、飲んだ直後に体が楽になるのが分かります。特にお腹の周辺の緊張が緩和されてきたような気がするということです。

その後、同様の生活及び漢方薬を2か月間続けた結果、肛門痛がほぼ出なくなったので漢方薬の服用を中止しました。

 

おすすめさせて頂いた漢方薬の説明

桂枝伏苓丸:桂枝と芍薬という緊張を緩和させる作用のある生薬に、牡丹皮、桃仁という血流を改善する生薬が配合されている漢方薬です。月経痛や肩こり、のぼせ、皮膚炎などに用いられています。

 

さいごに

肛門痛は現代医学では原因不明のことが多いのですが、漢方の世界ではお血といってうっ血によって痛みが引き起こされているものとして治療を行います。

肛門周辺には肝臓に直結する静脈が流れていることから、ストレス及び血流悪化があると肛門周辺のうっ血が生じて痛みが引き起こされます。

 

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