COPDによって年中喉に痰が絡むという方からのご相談

Q:お客様からのご相談(60代男性)

医師よりCOPDと診断されています。診断される前からですが、年中喉に痰が絡んで不快です。痰を吐きだそうといつも咳をしていますが、うまく吐き出すことができません。

医師からは吐き出す力がないので痰が残り続けるといわれています。何かいい漢方薬などありましたら紹介して下さい。

 

A:ベテラン医薬品販売員の回答

仰せの通り、COPDになってしまうと肺の機能が低下してしまうので、喉に発生した痰を外に押し出すことができなくなります。それによって常に喉周辺に痰がある状態となるので、不快症状が続いてしまうという状況が作り出されます。

改善法としては、喉の痰切をよくする作用のある半夏厚朴湯をおすすめします。痰の方が落ち着いたら、肺の働きを高める作用のある生脈散を体質改善として用いると効果的です。


 

相談者の経過

半夏厚朴湯を服用すると痰の切れがよくなり咳をする頻度が少なくなりましたということです。そのまま服用を続けると咳は出なくなりましたが、喉が渇くことが多くなったので、半夏厚朴湯をやめて生脈散をおすすめしました。

生脈散に変えてから何となく体が元気になってきたような気がします。まだ胸の苦しさや痰の絡みはありますが、以前よりも楽になったような感じがするということです。

 

おすすめさせて頂いた漢方薬の説明

半夏厚朴湯:痰の発生を抑制する半夏、茯苓という生薬にプラスして、蘇葉、厚朴といった粘膜の動きを改善する作用のある生薬が配合されている漢方薬です。喉の異物感や咳、つわり、しわがれ声などに用いられています。

生脈散:心肺の働きを高める人参という生薬が主役となり、肺や喉の炎症を改善する麦門冬、痰の発生を抑制する五味子が補佐として配合されている漢方薬です。心肺の機能低下、熱中症予防、体力低下などに用いられています。

 

さいごに

COPDはタバコ肺と呼ばれており、長年喫煙をすることによって肺の細胞が炎症を引き起こし、肺の機能が低下してしまうという疾患です。

慢性的な炎症によって全身の免疫が活性化するので肺以外にも炎症が引き起こされ、全身的に炎症性疾患が飛び火することがあります。よって、なるべくここまで来る前に禁煙するということが大事になります。

 

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