緊張すると必ず息苦しくなるという方からのご相談

Q:お客様からのご相談(20代男性)

仕事をするようになり、朝礼や会議などで発言する時になると変に緊張するようになりました。緊張すると、手足が震えると同時に、必ず息苦しくなって「このまま窒息してしまうのでは?」という不安感に襲われます。

心臓や肺が悪いと思い病院で診てもらっても問題なしでした。緊張して息苦しくなる原因と対処法について教えて下さい。

 

A:ベテラン医薬品販売員の回答

緊張すると筋肉も緊張します。筋肉が緊張するとこわばり震えが生じやすくなるので、手足や声が震えるという現象が引き起こされます。

それと同時に、喉及び胸周辺の筋肉も緊張して硬くなるので、肺を十分に膨らませることや、気道の収縮などにより酸素を十分に吸い込むことが出来なくなるので「息苦しさ」を実感するようになります。

また、心臓の動きが早くなり胸に違和感を感じることも息苦しさの原因になります。

この場合の息苦しさは緊張によるものなので、それによって窒息するようなことは絶対にありません。事実、緊張感がなくなると症状がなくなるはずです。もし、心臓や肺に問題があるのならば緊張時以外にも様々な不快症状が出るはずです。

改善法としてはとにかくリラックスすることです。更に、息苦しいと感じている時に、深呼吸をしたり、ストレッチをして体の緊張をほぐすという方法も効果的です。

それらを行いながら、緊張をほぐす効果のある芍薬甘草湯をおすすめします。(芍薬甘草湯は症状がある時のみ服用)


 

相談者の経過

緊張して息苦しくなっても窒息する訳ではないと思うようになってから随分楽になりました。緊張する度合いは変わりませんが、息苦しさがなくなってきたので随分精神的に楽になってきました。

また、会議などの前に芍薬甘草湯を服用することで、体全体が楽になり緊張感及び身体的違和感が改善するということです。以後、3か月ほど経過しましたが、緊張及び息苦しさへの不安は日に日に薄くなっているということです。

 

おすすめさせて頂いた漢方薬の説明

芍薬甘草湯:芍薬と甘草という2種類の生薬から成り立つ漢方薬です。筋肉の緊張や炎症、痛みを軽減するという作用を持ちます。手足の筋肉のつり、けいれん、腹痛、腰痛などに用いられています。

 

さいごに

急に息苦しくなるのは窒息するのでは?という思いをもたらし不安にさせますが、緊張による息苦しさは神経及び筋肉の緊張によるものなので心配する必要はありません。

あまり気にし過ぎてしまうと呼吸が早くなってしまい過呼吸に陥ってしまい、更に症状を悪化させてしまうので気にせずリラックスすることを心掛けることが改善への近道になります。

 

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