夜間尿が辛いのですが、その原因と対処法について知りたいという方からのご相談

Q:お客様からのご相談(80代男性)

高齢なのでしょうがないと思っているのですが、毎晩就寝してから2時間おきにトイレに起きるのが辛くてしょうがありません。7時間ほど睡眠しているので毎晩3回ほど起きてしまうので寝た気がせず翌日に疲れが残ってしまうこともあります。

病院にもかかっているのですが、これといった改善法を示してくれないのでこちらに相談に来ました。夜間尿の原因と改善に役立つ漢方薬を勧めて頂きたいです。

 

A:ベテラン医薬品販売員の回答

夜間尿が増える原因は腎臓の機能低下です。腎臓の機能が低下すると睡眠時の尿の再吸収という機能が低下します。通常、腎臓が正常だと、就寝中の尿量を減らすため、尿として送られてきた水分を腎臓が吸収して血液に戻すという働きが行われます。

腎臓の機能が低下するとこの再吸収の働きが行われなくなるので、尿量が増えて就寝中の排尿量が増えてしまいます。

この夜間尿を改善するには、就寝の1~2時間前はあまり水分を摂りすぎないことや体を冷やさないこと、精神を安定させること、利尿作用のあるアルコールやカフェイン類を摂らないことなどを守るようにします。

更に、夜間尿改善に効果的な八味地黄丸と桂枝伏苓丸をおすすめします。


 

相談者の経過

最初の2か月間は効果を感じなかったのですが、それ以降は夜間尿が2回に減りました。それと同時に心身の疲れや冷えも改善して、少し若返ったような気がします。

その後約半年が経過しますが、引き続き夜間尿は2回をキープしており、眠りの質及び心身の健康が改善されるようになったと喜んでおられます。

 

おすすめした漢方薬の説明

八味地黄丸:体を温める作用のあるブシや桂枝に体を栄養するジオウ、山薬などが配合された漢方薬です。老化や衰弱に冷えがある方に適応になります。疲れ、四肢の冷え、下肢痛、夜間尿などに用いられています。

桂枝伏苓丸:体の緊張を緩和させながら全身の血流を改善するという漢方薬です。血流が良好になると腎臓の機能が助けられます。肩こり、頭重、めまい、のぼせなどに用いられています。

 

さいごに

夜間尿は生活の質を著しく低下させる不快症状の一つです。非常にストレスとなるので、単に眠りの質が悪化するというだけではなく、心身を疲弊させて様々な疾病の原因になることもあるので、早期のうちに改善しなければなりません。

 

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