尿の色がいつも濃いという方からのご相談

Q:お客様からのご相談(60代女性)

1年前くらいから尿の色がいつも濃いと感じています。最近はそれだけではなく、臭いの方も強くなってきました。毎年病院にて健康診断をやっているのですが、オールAで再検査を指摘されたことはありません。

尿の問題以外にも、口の渇きや肌の乾燥、髪の毛が細くなってきた、便秘がひどくなってきたなどの不快症状も出てきました。これらも含め、不快症状の原因と改善法について教えて下さい。

 

A:ベテラン医薬品販売員の回答

60代という年齢や各不快症状を加味して考えると、恐らく体全体の保水力が低くなっていることが原因だと考えられます。保水力は加齢と共に低くなり、特に55歳頃から保水力低下による不快症状が生じやすくなるといわれています。

不快症状が全て体全体の乾燥が原因で引き起こされているので、保水力を高めることが改善法になります。

保水力は肉や魚、卵、乳製品などのタンパク質をしっかり補うこと、水分をこまめに摂取するようにすること、ストレスや過労を減らすこと、夕方~翌朝まではゆっくり心身を休めるようにすること、冷えや暑さから身を守ることなどが大事になります。

更に、症状改善に有効な知柏地黄丸をおすすめします。


 

相談者の経過

不快症状が出てからの期間が長かったので、すぐに改善するということはありませんでした。生活習慣の改善及び漢方薬の服用などを始め、半年後くらいから尿の色が少しずつ薄くなってきて、更に口や肌の渇きなども治っていきました。

また、顔色の方も以前はくすんだ感じで透明感がなく、疲れた感じに見えたのですが、現在は顔色に透明感が出てシワなども減少してきました。全体的に少し若返ったような印象を受けます。

 

おすすめさせて頂いた漢方薬の説明

地黄や山薬、山茱萸といった体に潤いや栄養を与える生薬に、牡丹皮や茯苓、沢瀉などの水分代謝を改善する作用のある生薬に、清熱作用のあるチモと黄柏が配合されています。口渇や顔のほてり、排尿困難、頻尿などに用いられています。

 

さいごに

特に女性は更年期以降になると女性ホルモンの影響もあり、尿が濃くなる、火照り、乾燥などの諸症状が出やすくなります。漢方にはこれら乾燥による症状を改善する知恵があるので利用する方が多くなっています。

乾燥による諸症状は放置しても問題ない場合もありますが、肌荒れや関節痛、胃炎、肺炎などの原因にもなるので適度に改善することをおすすめします。

 

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