横になると息苦しくなる理由を知りたいという方からのご相談

Q:お客様からのご相談(70代女性)

最近、疲れた時や就寝する時に横になると息苦しくなります。何となく倦怠感や手足のむくみなどの頻度も増加して来ました。

家族からは病院に行きなさいと説得されていますが、何となく面倒なので行かずこちらに来てしまいました。いったい何が理由で症状が出ているのでしょうか。

 

A:ベテラン医薬品販売員の回答

横になると重力によって下半身に集まっていた血液や水分などが全身に均一に流れるようになります。そうなると、体の上部にある心臓へ流れ込む血液も増えます。

当然、流れ込む血液量が多くなるとそれだけ負担が増えるので、息苦しさや動悸、圧迫感などの不快症状が生じやすくなります。

しかし、心臓の機能に問題がなければ、負担が多少増えても機能に影響が及ぶことがないので、不快症状は生じません。

不快症状が出るということは、心臓肥大や心機能低下、心血管障害などの原因がある場合が考えられるので、漢方療法ではなくすぐに専門の病院に行き症状に合った治療を受けるべきです。


 

相談者の経過

その後、すぐに心臓専門の医療機関に行った結果、軽度とのことですが心臓の肥大と心不全がみられるということでした。お蔭様で初期のうちに治療を開始できたので、今は服薬することで諸症状は落ち着いています。

 

さいごに

これは当たり前のことですが、相談に見えたお客様に対して何が最善の治療法なのかということを考えるのが薬局で働いている者の役目です。今回のように緊急性の高い症状が疑われる時には、民間療法ではなく医療標準治療を勧めるというのは当然です。

また、緊急性の高い病気に関わらず、普通の風邪でも抗生物質による治療が必要だと判断した場合には、すぐに医療機関の受診を促すことも同様です。

 

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